こんにちは! ユースケです。
今日は、そもそも宿便は存在するのか。ということでお話ししたいと思います。
そもそも宿便ってあるの?
先日、患者さんが言っていたのですが、
『そもそも宿便はあるんですか?』 と、久しぶりに意標をつく質問を受けたので、
少し宿便について触れてみたいと思います。
インターネットで宿便を検索してみると、
まぁいろいろな書かれてあったんですね。
患者さんもそれはたくさん調べられたことと思います。
僕も早速いろんな記事を拝見させて頂きましたが、
どうやら宿便がある派とない派に分かれているようです。
宿便あり派
宿便がある派の方は新谷弘実先生だったり、
甲田光雄先生の西式健康法だったり、 宿便あり理論には確証があります。
どちらの先生も医師なので、医学的にも根拠があるんですね。
宿便ない派
一方宿便がない派については、実際に内視鏡なんかで腸を見た時、
宿便と言われるような古い便だったり、こびり付いているような便は見たことがないというニュアンスです。
宿便に対する個人的見解
ま、どちらが正しくて、どちらが間違ってるとかではなく、
あくまで僕の見解ですが、宿便はそもそも肉眼では見えないが存在するってのが、
僕の意見です。
インターネットや本とかでもそうですが、
宿便というと腸にどっしりとこびり付いていたり、
どっさり溜まっているイメージやイラストが多いので、
勘違いされてしまうところがありますが、
これは宿便をイメージにしただけなので実際の腸の状態とかなり違うんですね。
ネットや書籍の宿便のイメージ像はこんな感じ↓
でも、実際の宿便っていうのは、 もっとミクロの世界で存在し、
ほとんど肉眼では確認できません。
ホントの宿便はこんな感じ↓
このイメージでも宿便は大きく捉えられていますが、
腸の絨毛と言われるヒダの部分に入り込み染み込んでいる状態です。
よって、宿便をわかりやすく表現するためにイメージばかりが先行してしまって、
実際の腸にある宿便の状態との開きが出てきたのかなと思いますね。
断食を実践するとデトックスできる仕組み
あと、断食(ファスティング)をすれば宿便がデトックスできるみたいなお話もありましたので、 少しだけその解説をしたいと思います。
一番わかりやすいのは古びた水道管のイメージです。
断食(ファスティング)とは腸に何も入れないことを指します。
ファスティングは腸を休めるっていう意味もありますが、
強制的に古びた水道管を作り出し、 強制的に水垢を固めて、水垢である宿便を出しやすくするといった仕組みです。
コレは僕もカラダの研究で実際に実践したこともありますが、
断食だけで宿便が出るってことはなかったですね。
断食で腸に何も入れずに勝手に宿便が出るのではなくて、
断食をしたあと多少の水分だったり、食べ物を摂取したあとに、
黒っぽい宿便(水垢)が出てきた感じです。
たま~にですが、ゆるゆるの宿便が出てくることもありましたが、
いずれにしても宿便が出た後はかなりカラダはスッキリしますね^^
最後に
カラダの本質的なところから言えば、
宿便や古い便が溜まらない日常生活を送ることがベストですね。
まだまだ研究段階ですが、便が毎日出ることに越したことはありませんね^^