こんにちは!ユースケです。
今日は、脳をリラックスさせるお灸ということでお話ししたいと思います。
お灸の始まり
灸の起源は約3000年前の古代中国の北方地方において始まりました。
中国の多くの地方に皮膚を焼くことを治療行為とする伝記はたくさん残っていて、
鍼治療と同じくお灸治療も盛んに行われていたようです。
江戸時代には「弘法大師が持ち帰った灸法」として新たな流行となり、
現在も各地に弘法の灸と呼ばれて伝わっています。
今流行りのタピオカみたいな感覚ですね笑
台湾から誰かが持ち帰ったタピオカ
お寺ではもぐさを全て焼き切るお灸として無量寺灸が存在し、
これらの灸法は打膿灸と呼ばれ、特に熱刺激が強く、皮膚の損傷も激しいため、あまり一般化していません。
昔はみんな熱さをガマンして極熱のお灸を受けていたんですね。
現代のお灸
お灸はよもぎの葉の裏にある繊毛を精製して乾燥させたもぐさを使用します。
単にもぐさと言っても用法は多種多様で、
純な極上のもぐさや粗悪なもぐさなど使い方が分けられています。
代表的なものをご紹介しておきますね。
・せんねん灸
お灸のやり方は、⇒https://youtu.be/FzMH0ClJw3E
このお灸は透熱灸でもなく知熱灸でもなく棒灸でもない、ちょうど各種お灸法の中間のようなお灸です。
なぜ温灸を採用しているのか?
昔の人のカラダは丈夫で熱いお灸にも耐えられるカラダでした。
お灸独特のツボへの熱刺激によりカラダが元気になったり、
病を治癒する自然治癒能力を上げる効果がありましたが、
現代人はそれほど筋骨格系は丈夫ではなく、
そもそも筋骨格系の疲労は少なく、脳やメンタル系の疲労が大きくあります。
そこで、筋骨格系に働きかけるお灸ではなく、
ツボや内臓に働きかけるお灸でもない、
脳に一番リラックスできる刺激が可能な温灸を採用しています。
脊髄反射という言葉を聞いたことはありませんか?
手で熱いものを触ると無意識で手を引っ込める脳神経を介さない反射です。
私たちのカラダは命を守るために様々な機能が備わっていて、
この脊髄反射も命を守るための機能の一つです。
火傷を起こすような熱い刺激が加わった時、
脳まで熱さの刺激が行って手を引っ込めるかどうか判断していては遅いですからね。
つまり、カラダにとって熱い!と感じる刺激は脳まで行きにくく、
ほんのり温かいくらいの刺激の方が脳にいい刺激を与えられるということになります。
動画の通り自宅でももぐさがあればお灸を据えることができるので、
カラダを脳を介して緩めるという観点からすればお勧めの方法です。
最後に
人の生活が変わり、カラダが変わっていけば、
カラダを癒す方法も変わって行って当然です。
昔のやり方を全て否定するのはナンセンスですが、
より副作用が少なく、より治癒能力を上げる方法を採用していくのは自然の流れです。
自分のカラダに合った方法を見つけて頂きたいですね。
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